新しいことへの1歩のきっかけ


まさか自分が商品を作るなんて。

2年前の私は、

なんの名声もないどこの誰だかわからない人のモノを誰が買ってくれる?

店舗を持ってないのにどうやって大量の在庫を売るの?

想像がつかない、無理、ムリ!と。

今こうして商品を作り、さらに次に進もうとしていることなんて微塵も思っていませんでした。

じゃあ、どうして今こうやって更なる前に進もうとするのか。


はい、ここから長くなります・・・スミマセン。


3年程前に出会った能美市の特産物である国造(こくぞう)ゆず。


この国造ゆずの果汁を絞った後の残渣果皮から精油を抽出し、香りで国造ゆずの繁栄を応援したいという想いから、 国造ゆずアロマプロジェクトを立ち上げました。

ただ精油を抽出し、販売するだけではなく、農家さんの畑に入ってお手伝いをしたり、ゆずのことについていろいろ学び、そして自らもゆずの木のオーナーになり、栽培(お手入れ)をしながら生育観察して体感し発信しています。(最近フェイスブック報告は怠っていますが、ちゃんと活動はしていますよ)そしてワークショップや小学校での特別授業を通して、ゆずと香りの魅力と香りのチカラを感じてもらう機会を作っています。

そんな活動を3年ほど続ける中、化粧品OEMメーカーの社長から

「今の活動を1つカタチにして世に出してみたら?」と声をかけていただいたのです。

もちろん初めから、はい!の一つ返事でサクサクとやった訳ではなく、躊躇しました。

でも、ある日、国造ゆず精油とシードオイル、能美市産のはちみつ&みつろうを使ったリップクリームを作るワークショップの企画したところ、思いの他参加したい声をいただいたほか、リップを買いたい!という声が大きかったのです。レシピも分かるから作って売っちゃおう!とそんな簡単なことはできません。アロマに従事する人は周知のとおり【薬事法】という法律の元、化粧品製造販売許可がなければ安易に作って販売してはならないのです。

精油を開発し販売するが目下の目標だったのですが、自分が当たり前に精油を使っているから、以外にも精油をどう使えばいいのかわからない人が多いというこをうっかりと忘れておりました。

そうか!リップのように、普段から気軽に使えるものを通して香りを愉しむものの方がより多くの人に国造ゆずを知ってもらえるのか!という事に気づきと、いつも仕事やプライベートの事を相談をする信頼のおける頼もしいお姐さん達からも背中を押され、ちょうど1年前にリップバターシトラスハニーの開発をはじめ、昨年9月に発売を始めました。

メーカーでも法人でもない、ましてや店舗も持っていない私にしたら、胸がキュ―ッときつくなるロットです。

商品が完成=香りのカタチができあがったことへの喜びと、この在庫どうする??の不安な気持ちが入り混じったスタートでしたが、周りの人に恵まれたこととと運も良く、半年ほどで初回販売分もう完売目前のところまできました。

「食べたくなるような美味しい香りがする!」

「自然な感じで使い心地が良いね!」

「他のシリーズはないの?!作ってよー!」

初めの不安がスッキリ晴れるほど、

もう、本当にありがたい嬉しい言葉をたくさんの人にいただいて。

そしてたくさんの人に支えられ、たくさんの言葉に後押しされ

次なる香りのカタチを作る決意をしたのです。


15年以上香りに携わり、目には見えない香りの魅力を日々感じています。

暮らしの中で身近に香りを感じてもらいたい。


手のひらに収まる、いつでもそばにいる香りのカタチを作りあたなの元へ届けたいです。


つたない長文いお付き合いいただきありがとうございました。


create aroma space RAUHA 香りスタイリストsaiko








create aroma style RAUHA

アロマ空間デザインを提供している、create aroma space RAUHAがこの春, 新ブランド【create aroma style RAUHA】をローンチ。 規格外品や残渣といった、今まで土に還されていた果実や植物などを使ったエココンシャスな アロマライフコスメを開発。 人と人との縁の繋がりで生まれた、手のひらに収まる、持ち運べる香りのカタチをお届けします。